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【2017/10/18 18:06 】
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ガガガ・ガガガ・ガオ○イガー


 心持ち衰退した面持ちで買ってきました。crestaです。
というワケで、田中ロミオ先生最新作「人類は衰退しました」
華麗かつ大胆な雰囲気で読了してみました。


 ---感想っぽいの---

 やはり、そこかしこにセンス煌めくロミオ的な言い回しは見られるものの、
お話的にはかなりフツーな感じがしましたかもです。ほのぼの系ファンタジー。

 あとがきにて、他が濃い作品だからこそあえてダークホースとして
ハ○ー・ポッ○ーよろしく図書館に陳列されるようなのを目指した、
とか書かれておりますが、ロミオ先生にはどうしても人間の本質的な叫びみたいな、
そんな感じの凄いのを期待しちゃうのは私だけでは無いハズ。


 てことで、正直序盤はあんまり面白くなかったりもしましたが、
おおよそ200ページくらいからは世界観を理解でき、楽しく過ごせました。
まあ、250ページくらいしか無いんですけれども。

 てゆうかアレですよね、これまたあとがきに書いてあるんですが、
「売れそうなタイトル作りを目指しました」というロミオ先生のコメント。
ロミオ信者なら99%が反応しますよね、このタイトル。むぅ、ヤラれたぜ。

 といっても、全く面白くも無い作品ということでは無く、
色々な伏線とか張ってあり、今後も大いに続きそうなものの、
なんか、そのぅ、「ミナミノミナミノ」みたいな雰囲気が…。
なんか知らない間に無かったことになってそうな気が…。


 杞憂ですよね、てへ。すいません。
とりあえず、お値段600円、なんと千円札を使用して更にスモークをお付けして
まだお釣りが来るばかりのお値段です! お値頃お買い頃!
これがいっぱい売れたらまた何か刊行されるかもよ!? 買うしか!(←信者)



 そんな感じでcrestaでした。そろそろシャンテやってきます。
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【2007/05/24 20:54 】
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 懲りずに登場。crestaです。


虚無だけを望んだ~


 装いも新たに下巻を加えて再チャレンジだ!


終わる世界、終わらない夏休み ~芹沢和也の終末~』(上巻)
終わる世界、終わらない夏休み ~桜井深優の終末~』(下巻)
(↑Amazonに断られたのでアソシエイトじゃないです)

著:あきさかあさひ(ファミ通文庫)





やっぱりネタバレあるかも





あらすじ

 ク○ス・チャンネル
と1行で終わらせるのはアレなので、

 世界が滅亡するまであと四日。
主人公・芹沢和也はそんな状況でも学校に通っていた。
同じく学校に姿を見せる大舞都亜美・桜井深優と共に、
3人は世界を滅亡から救う手段を探すこととなる。

 そんな中、和也は神出鬼没に現れる少女・星野留美の言葉によって
この世界が四日間のループを繰り返していることに気付く。
果たしてループの真相とは。滅亡の真相とは。星野の正体とは…?
3人は終わらない夏休みを抜け出し、終わらない世界を迎える事は出来るのか。



感想

 クロ…
いえ、やっぱね、ダメっすわ。どうしても引き摺られます。
シーンの一つ一つであのゲームを思い出しちゃって、
この本とは関係無いけど涙ぐんだりしてました。


 上巻は世界の謎的なモノがメインで、正直どっかで見たような話でしたが、
下巻は『生きれ』というメッセージをダイレクトに発信するような方向に。

 但し、熱血方向には進まず、世界を救うという志とは裏腹に
メイン3人の本心が実は後ろ向きなのは面白いところでした。
最終的にはそれがあんまり生かされてない気もしましたが、
下巻は独自の展開で進行する為なかなか面白かったです。

 また、下巻の主人公は上巻での脇役・深優であり、これは中々斬新。
途中からはいつの間にか和也視点になってたりもしますが、
あえてメインヒロインの亜美じゃなく、深優の心理描写で進むのは高ポイントでした。


 で、類似ネタについては作者ももう狙ってやってますよね。章タイトルに
終末の過ごし方』とか
ビューティフルドリーマー』とかあります。

 ネタ被り自体は置いておくとして、本作におけるテーマ性。
要するに「がんばって生きていこうぜ」なんですが、
このへんは下巻にて大いにアジテーションされていたと思います。
実際に物語中で演説してたりするんですが。

 そのダイレクトさはさておき、
作者の伝えたい事は十二分に伝えられている作品なのではないでしょうか。
そんな感じのテーマがお好みならオススメかもしれません。


 SF要素が入っているということで、トリッキーな伏線とかに期待しましたが、
星野留美の正体くらいで他は特に無かったと思います。
ちなみに正体は上巻で出てたというスーパーなオチ。

 これ予想出来たら凄いです。
犯人は殺人事件が起こる館へ行く途中のタクシー運転手、みたいな。

 あと、世界の謎とかはサッパリ放置。
このへんはキニシナイのがお約束です。


 何か見た展開や、ループ物特有の同一文章ループとかもあり、
ザクザクと読める話でもありました。2冊で80分くらい。
この軽さは逆に利点でもあるとも思います。テンポは上々。
セカイ系の話が好きな人ならボチボチ楽しめるんでないでしょーか。
逆に、「あのゲームのパクリじゃねーかFU○K!!」という人には今イチかも。


 ってことで、いまだにセカイ系の意味が分からないcrestaがお送りしました。
それではでは。
【2006/10/17 17:45 】
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 黄泉の国からこんにちは。彷徨える英霊・crestaです。
スキルは邪気眼(B)、宝具は美少女文庫に付いてる帯(E)。
クラスは放浪者(トラベラー)。共に性杯戦争を勝ち抜くマスターを大募集中。


 そんでは昨日の続きです。



超愛国主義


 はいはいベストセラーベストセラー。
日本人はナショナリズムが足りないとお嘆きのアナタにこの夏お勧め。
2、3段飛ばした論理で断定する口調により、ボクもすっかり愛国主義者に。
書物大好きなウチの親父も途中で読むのを止めた珠玉の一冊。
国家の前に、人としての品格を持ちたいもんです。



灼眼←いまだに読めません


 電撃大好き少年と巷では評判のcrestaさん。
しかしてその実態はのいぢなんじゃないかと、気取られるワケにはいきません。
見所はシャナたんの生着替え。と思ってましたが意外と面白く感じてしまい、
見事中継ぎとして登録されました。もちろん2巻以降もお色気あるんですよね?



海好きが高じて


 真夏の新潮文庫シリーズ。
2冊読んだらパンダが貰えるらしく、それ以外にも冊数に応じ素敵な景品が当たります。

 「ほほぅそうか、ならば100冊読んでやろうではないか!」
と誰かの術中にハマりテキトーに買い始めましたが、
最初の方に読んだ2冊はオビ捨てちゃってたし、
そもそも100冊の内読んだ事あるヤツも多いワケで。早くも終了の予感。

 で、内容ですが、そんな事よりもサメの話でもしようぜ。
(注※普通に名作でした)



パチスロ好きが高じて


 たまたま目に入ったタイトルが興味をそそられるモノだったという、
パティスロ大好きcrestaサンが満を持して御紹介するビッグボーナス。
ハセベバクシンオーとかいう、どこぞの馬みたいな著者名もイカしてる一品。

 ビッグボーナスとは超端的に申しますと、7000円~12000円貰える当たりクジみたいなの。
日頃パチンコ屋にたむろする人としての品格が危ぶまれる私達は、
皆こぞってこのクジを獲得するべくマネーを入れて抽選機会を得るのです。
頑張れ、当たれば1エロゲだ!

 というかパチスロ題材の小説はかなり珍しいんじゃないんですかね。
一応ジャンルはミステリ。文章はお世辞にも上手いとは言えない気もしますが、
その題材だけでボクも御満悦。

 ただし内容的にはかなり突っ込んだモノで、業界裏事情とか犯罪チックな話がメイン。
パチスロというよりは裏社会を描いたギャング映画的な小説。
意外とこういう作品は少ないと思うので、頑張って欲しい所存。

 主人公は不当にクジを当てる方法、いわゆる攻略法を売る人。
そのお値段は時価で、30万とか100万円とか。

 これに対し解説で「ありえねー!と思うかもしれない」と言ってますが、
実際コレがあるんですよまた。そしてほとんどの攻略法は嘘。
でも買う人は居るし、だからこそそんな会社も成り立ってるワケで。
いかにギャンブラーの脳髄がアレなのかが伺えるエピソードですが、
そういった意味では恐ろしい程リアルな物語でもありました。



ファンキー鬼ごっこ


 って事で最後はコレです。リアルリアリティ鬼ごっこ。
何だかんだで良く目にする作品なので、話の種に一応読んでおきました。

 物語のリアルってのもまた難しい話ですよね。
エロゲで言えば、評価の高い群青の空を越えてとか車輪の国とかも、
現実と比べてどうかって言うとそれこそ「ありえねー!」という話なんですよね。
日本は西と東に別れて戦争なんかしないし、どこにも特別高等人なんか居ないワケですし。

 それはどこまで許容できるのか、って話ともまたちょっと違います。
そういった設定で、如何に心地よく騙されるか。如何に受け入れるか。
個人差はあるでしょけど、物語のリアルなんて論議すべき所じゃないと思うんですよ。
読んだからには受け入れろ、と。

 ただ、設定の練り具合とか文章の書き方によってもそれは変わるワケで。
奇抜な設定でも多くの人に受け入れられる作品は
それらがしっかりしてるって事なんではないでしょーか。

 とりあえず受け入れてみる。まずは先入観とか固定観念無しに受け入れてみる。
内乱中の日本で学生がグリペン飛ばすのがアリだったら、
絶対王制の日本で王様が殺戮鬼ごっこを開催するのもアリな筈だ。

 …ナシかも。



 というワケで最近の読んだ本コーナー終了。
続いて久々にコメントコーナーです。サンクス、夏。


>勢いに任せてはちゅかの二本目を買ってしまったと大胆予想します!


 すいません、余りに大胆な予想に思わず爆笑しました。
さすがに、さすがにそれは無い!ハズ!
ってゆうかソレ、マジで病気じゃないスか。

 お爺ちゃんゴハン食べたの忘れたの?みたいな。
まだそこまで逝ってないと思うのですが、断言出来ないのが悲しい所です。

 つい最近始めた美少女文庫も、何故か既に2冊買ってるのがありましたからね。
もうホントビックリしました。つい最近の事すら覚えていない。
やべ、はちゅかの届いたらどうしよう…。


>読書の夏ッ


 を、ワイルドアームズっぽいコメントありがとうございます。
最近本を読む機会が多いのですが、とりあえず何読んだらいいのかわからなくて。
だから新潮文庫100冊制覇とか始めちゃうんですよ。
「これは読んでおけ」みたいな本がありましたら、是非教えて欲しい所存でありますッ!

 ちなみに最近読んでたのはトルストイの『人生論』。
しかし電車の中で読むにはいささか厳しい内容でして、癒しを求めて買ったのが美少女文庫
「生命とは…」とか言ってる所からいきなり「お兄ちゃんセックスして♪」ですからね、
ロシアの文豪も草葉の陰で泣いてる事でしょう。

 てゆうか、小難しい事書いてるトルストイのオッサンがいけねえんだ。
俺が美少女文庫道に堕ちたのも全部トルストイのせい。間違いない。


>[おたく☆まっしぐら


 むむう、謎ですがコメントありがとうございます。
そう言えば公式サイトが更新したそうですね。
バナーもあるらしいんですが、まだまだ発売は先のこと。
もって1週間先のことしか考えられない私としてはいまだ静観の時。

 気が向いたらバナーとかを貼ってアピールしていきたいと思います。
ひとまず今は2本目のはちゅかのに向けて力を蓄える事にします。



 そいでは皆様コメントありがとうございました。
creでした。ではでは。
【2006/07/26 20:08 】
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 ども。creです。


 今日もネタが無いので最近読んだ本をテキトーに御紹介して糊口を凌ぐことにしました。
紹介する事によってどっから収入が入るんだよ…。


アニメ見たい


 いっこめはコレ。時を賭ける少女。お、何かある意味カッコイイぞ。
最近アニメ化されたそうで。私の住む県では上映している映画館が無いという、
物凄い嫌がらせを喰らっているので読んでやった。

 これは新装版らしいのですが、絵師はエヴァでお馴染みの貞本サンらしいですね。
で、これを読めば話について行けるに違いない…!と思ったんですが、
そもそもアニメと内容が違うというサプライズをゲットしました。
まるで意味無し!

 内容はアレです、パス。
思いっきりジュブナイルっつーか、対象年齢が10歳未満って感じ。
筒井康隆のトチ狂ったSFワールドを期待してましたが大間違いでした。
ニャンニャンニャン、間違った。アニメ観てえチクショウ。



IKUSEIせよIKUSEIせよ


 お次はコレ。貞本繋がりで(?)怒れシンジ、育成計画。
ノリで買ってやった。特に反省の色は見せない。

 これがまたちょっと面白くてヤバい所存。
エヴァ直撃世代な私としては、いまだに地球の重力に魂を引かれた人みたいに
エヴァ関連グッズとかに興味を示したりするのですが、意外とこれがまた面白く。
妄想爆発って感じでよろしくてよ。

 ところで、このオッサン↓
おヒゲなさい

 誰?

 ノリで買ったワリには面白かったですが、読み終わってから気付きました。
これ2巻じゃん…。1巻読んでないよ…。



超遅筆


 お次はコレ。七姫物語。ずっとシチキって読んでましてよ。
アジアンテイストかつ戦乱中なのにどこかマッタリ平和な雰囲気が好き。
主役はおにゃのコだけど側近は詐欺師みたいな人達、
さらには自覚して偽姫やってる本人含めどう見ても悪役側の立場ってのがまた斬新な所。

 なんかそれらが妙にハマリ、超絶な期待を持って続刊を待ちましたが
占い師の噂によれば1.5年に1回の周期で刊行されるとのこと。
次は今年の9月くらいに出るらしいですが、うーん、そっからまた1.5年か…。



ぢゅららら


 電撃文庫繋がりでデュラララ。
上の人とは対照的に、1月に1冊という驚異の刊行ペースの成田タン。
それでいて毎作品大きなサプライズを盛り込み楽しませてくれますが、
何かちょっとワンパターン気味な気もしないでもないです。
とりあえず最初から出てて一番弱そうな人が黒幕。

 でもほどほどに面白いし刊行ペースも早いから中継ぎに便利。
中継ぎって何なんだ…。



ある朝、チ○ポが虫に…と思ったが変わってなかった


 本日の最後はこれです。フランツ・カフカ「返信」
なんて脈絡が無い構成なんだ…。

 以前、青空の見える丘で元ネタ探しやってる時に出てきまして、悔しいから読んどきました。
話を要約すると

ある日リーマンが目を覚ましたら何か虫になってた。

 以上。その電波な状況を、虫になった理由とかを全く説明せずに
虫は虫のままに、虫であることにより生じる軋轢とかをひたすら書いたという
シュルレアリスムの極致。たぶん。

 これって、主人公は虫なんですけど、
ホントに虫かどうかはわからないのが最大のトリックですよね。
いや、間違いなく虫なんですが、虫じゃなくても話は通じるというか。
かといって虫が何かの象徴って話でも無い気もしまして。
そもそも答えが出ないように書いてるんだろうし。

 てかよくワカンネ。めんどくせ。エラい人にでも任せた。
とりあえずなかなか面白い話でした。
千差万別の解釈がありそうな作品ですが、ボクの解釈としては、
ボクも朝起きたらいきなり美少女とかに変身してたらいいな、って常日頃思います。



 というワケで駆け足でテキトーにやりました。
ちなみに今日は前編。ネタが無いから二回に分けたよ!よろしくね!
creでした。ではでは。
【2006/07/25 20:52 】
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 ども。crestaです。


 本日は久々に不人気コーナー『俺の本』。
タイトルは今決まりました。

キノたん萌え~

 学園キノ、ですってよ!
学園、学園て。アータ。

 一応『キノの旅』について説明です。
美少年に見えるけど実はおにゃのコであるキノが、喋るバイク・エルメスと共に世界各地を探訪。
『多数決の国』とか『差別を許さない国』とか、それぞれ独自のルールを持った国を巡り、
特に積極的な介入はしない傍観者的視線でその国にまつわるエピソードを堪能。

 キノ自身は正義の味方というワケでもなく、淡々と状況に対処するだけ。
それらの国のどこかおかしいエピソードの善悪判断は読者に委ねられ、
「え、これ、おかしくない?」といった感じの所感を抱かせつつも、

世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。

などと、ブッダみたいなことを仄めかす
ちょっぴりシニカルなプチ社会派物語です。たぶん。

 エロゲ風に言えば、『車輪の国』ですかね。第三者視点の。たぶん。

 そんなワケで私も何となく4巻くらいまで読んでたんですが、
これまた何巻まで買ってたかわかんなくなって放置しまくりでした。
そんな中プラプラと書店を歩いていると、これが山積みで置いてありまして。

 正直、「うわぁ……」とか思っちゃいました。
無論本編は学園などとは無縁のドライな世界観。
なんでしょう、この同人誌みたいな所業は。いいのか?アリなのか?

 オビには
『この作品はキノの旅なんかじゃない。』
とか書かれてまして、読む前から逃げ口上を喰らった私も思わずドキドキダイナモです。


 俺がSHINKANした!


 ギャグは、難しい。

 どんなに面白いと思ったギャグでも人によってはクスリとも笑えない。
常套句「人それぞれ」――確かに、そうなのかもしれない。


 昔、どっかのサイトでPCゲームAIRに対するレビューを読んだ。
個人攻撃っぽくてアレだが、そこには確か、冒頭で主人公が喋るセリフ
「ラーメンセット」について触れ、
意味がわからない単語をいきなり口走らせるギャグセンスは最悪、
とかそんな感じのコトが書かれていた。

 私はボチボチこのゲームを楽しんだクチなので思わず反論したくもなった。
だって、意味は、ある。
主人公がこのセリフを口走る背景には腹が減ってどうしようもねえという状況があったし、
仮に全く意味の無い単語だったとしても、意味が無いという意味、
シュールリアリズムチックな意味ならあると思う。

 ギャグ一つにとってもそれが成り立つまでの論理があり、背景がある。
それを「(自分には)意味がわからないからツマラナイ」と、
読み解こうともせずに断定するのは違うんでないかと思うワケだ。

 その上でのギャグが面白いかどうかの判断は個人のセンスに委ねられるのだろう。
ちなみにロミオ信奉者である私が面白いと思うギャグの例を挙げると、


 「ちょっと、そういうの困るんで。
  僕も明日を夢見る益荒男候補生だから」

 「国つくり、そして罪つくりですね」


最果てのイマ 忍と葉子の会話より)


 とか。ウィットに富んだテキストワークには弱い。
ロミロミの場合は下地が完璧に出来ているからこそ、低俗極まるギャグも面白い。
CROSS†CHANNELあたりでは主人公の下品な下ネタに反発する人も多かったと思われるが、
絶対的な日本語ワークを持っているからこそ頭の悪そうなギャグでのギャップが活きるのだ。
表面だけを見て「低俗なギャグつまんねえ」とか言うのは遺憾に思う。

 もっとも、自分自身でも読み取れないモノは多々ある。
キノの旅と同じくライトノベルである撲殺天使ドクロちゃんあたりはキツかった。
話題だった当初、試しに読んでみたものの、まるで知性を感じさせない文章と
絶妙な位置で突き抜けていない不条理ギャグは理解に苦しんだ。
しかし、人気の所以の片鱗くらいは何となく感じ取ることが出来たと思う。

 面白くないと思った人達の気持ちはわからないでもない。
また、ギャグとはそうまでして読み取ろうとするモノではなく、
自分の感覚と瞬時に照らし合わせて判断するモノなのだろう。
瞬時に見て笑うか笑わないかの感覚、
これがセンスとかツボとか言われるモノなのかもしれない。

 結局、ギャグとは書き手と読み手のセンスのぶつけ合いになるのだろうか。
意見が分かれるのは仕方の無いことなのかもしれない。

 ギャグは、難しい。



 で、学園キノに戻るんですけど、これがね、そのぅ…。ツマンナイんですよ。恐ろしく。
や、まあ、それこそセンスなのかもしんないですけど。

 ストーリー的にはパラレル学園生活を送るコトになったキノとイケメンとかが、
ひたすら面白おかしく銃器を乱射するお話。
アリガチな恋愛要素とかは2%程で、全編ほとんど勢いのみで押したギャグで構成されています。

 特に思い入れも無いので本編のキャラクター性の崩壊とかについては私は別段気になりませんが、1冊通じてほとんど作者の悪ノリとしか言いようがないギャグオンリーなのは辛かったです。
なんてーか、撲殺ドクロ臭が。

 もっとスク水キノたんとかブルマキノたんとかに萌…
まあギャグオンリーなのは良いですが、それが全部かすりもしないのは厳しかった。
せめてもすこしマトモな学園モノだったら。キノたんに萌…

 てか、なんでしょうかね。中学生の頃の自分が書いた妄想小説みたいな雰囲気すら。
何故かこっ恥ずかしいです。作者自身が楽しんでるのは伝わってきますが、
それを商業媒体で読むコッチの身にもなってくれ、と。

 もう、コレは文庫化して出しちゃダメだろ、とか思っちゃいましたテヘ。
キノの旅が好きで好きでどうしようも無い人ならイケルのかも。
本編を全く考慮しないでコレだけ読んでもキツイと思われるレベル。
もういっそキノとかつけんなよ、チクショウ!
そうすれば手にするコトも無かったのに!

 作者の時雨沢氏にちょっと抱いてた好感も軒並みプライスダウン。
ゴメン、本当にこれはキノなんかじゃなかった。
オビで事前に釘を刺されてたせいで振り上げた拳が降ろせないオマケ付き。

 やー、ホント、ワリとなんでも楽しむんですよ自分。
ちょっとばかり微妙な作品だって楽しんでるんですよ。
レビューの点数だって、30点くらいあれば
ソコソコ楽しかった所もあったって言ってるんですよ。
そんな私が久々に思いました、


 俺がSHIPPAIした!


 ひとまず買う前に中身を見てみることをオススメします。
でもやっぱ、面白いという人もいるんだろうなぁ…
ギャグは難しいなぁ…
【2006/07/13 23:35 】
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